本のご紹介(9)フロイトで自己管理【手帳術】No.59
ご存知の方も多いと思いますが、あの『国語の先生』もしくは『三色ボールペン』で有名な『齋藤孝』さんの書籍をご紹介させて頂きたいと思います。
『手帳本』ではないのですが、『管理の仕方』や『手帳』に関して参考になると思いますので、それらを原文のまま、ご紹介させて頂きたいと思います。
『フロイトで自己管理』・・・(著者)齋藤孝 角川oneテーマ21 ¥705
大きく分けまして下記の8部構成になっております。
序章 大人の自己管理術をフロイトに学ぼう
第1章、現実と向き合うことは、自分を活かすこと!
第2章、自分を知る
第3章、コンプレックスと折り合う
第4章、モチベーションを高める
第5章、自分をコントロールする
第6章、喪失と断念 大切な人を失ったら
第7章、現代の父権を見直す
第8章、ストレスをため込まない生き方
上記の構成を見ただけでも興味が湧き、心惹かれるものがありませんか❓
今回は今までの『本のご紹介』と少し違い、原文(漢字を使わず、あえてひらがなにしてあるそのままの文)の部分がかなり長くなりますので、2、3回に分けて早速ご紹介していきたいと思います。
P125〜 私の時間管理術
手帳に予定を書くのは誰でも普通にやっているだろう。私の手帳の使い方で独特な点があるとしたら、手帳を見る回数が非常に多いところだ。私は自己管理の方法として、手帳を頻繁に見る。予定を見ながらシミュレーションを行う。
『三色ボールペン情報活用術』にも書いたが、私は手帳に三色で予定を書いている。
人との約束事、これを忘れたら迷惑をかけてしまうような重要な予定を赤で書く。
青で書くのはその次に重要な予定。緑で書くのは、自分がやりたい、やろうと思っている予定だ。それぞれ時間や場所、相手の名前だけでなく、時間帯を何時から何時までと区切って同色で囲っていく。
ちょっと時間があったり、ふと思いついたときにすぐ手帳を開いて、空き時間の有効な使い方を算段する。
P127〜
自分の時間をどれだけつくれるかという課題もある。ストレスを軽減させるような行動予定とか、楽しみでやるものを入れていきたい。そのために、また手帳を開いて時間のやりくりをする。
一週間の予定を頭のなかに置くことで、エネルギー配分を自然に考えるようになる。
P127〜 手帳チェックで目の前の予定に集中
手帳を頻繁に見ることのよさは、タイムスケジュールの管理に有効だというだけではない。手帳には具体的な予定が書かれている。つまり、目の前の予定に集中しやすい状況になる。
不安感というものは、かなり漠然としたものであることが多い。たとえば、将来に対する不安。怨霊のように立ち上ってきて自分を責めさいなむものは、五年後、十年後に自分がどうなっているかといった先のことに対する不安であって、目先のことではない。先々のことを真剣に考える時間もたまにはあっていいのだが、つねにそれが脳裏にこびりついていると、前向きな対応ができなくなっていく。
P128〜
それよりは、目の前の予定をきっちりこなしていくことのほうが現実的で、むしろ将来の不安が減る方向に心が向かう。
大切なのは、具体的な予定に気持ちを集中させていくこと。雲をつかむような漠然とした不安感や焦燥感に駆られないようにしていくことだ。
P129〜
手帳を見ている分には、そういう漠然とした不安や焦りは感じない。だからこそ、頻繁に手帳に心を振り向ける。
P129〜 漠然とした不安に駆られないために
試験勉強で得たその時間マネジメントの技術を、もっと実生活に活かしたほうがいい。
一週間、あるいは一ヶ月の予定を、一時間とか一時間半と一定の長さに区切って、そのコマを詰め込んで色分けして「いま、こんなことをしていていいのか。もっと先にやるべきことがあるのではないか」と見返しながら生活する。
何でもかんでも仕事の予定を詰め込むということではない。もちろん緑の、自分の好きなことをして過ごす時間も必要だ。だが、本来やらなければいけないと思っていても準備できないとき、
P130〜
思ったところまでできなかったという思いがあると、人は自己嫌悪に陥っていく。
と、まだまだ続きますので、今回はここまでということで、
次回にご紹介させて頂きます。
ちなみに上の写真のボールペンは、年季が入っておりますが、
例の『三色ボールペン』です。
さすが、生徒達に長年ご指導されていただけあって、
文章がとても分かりやすく表現されていましたね。
そして又、『手帳愛❣️』を感じられましたが、
あなたはどのように感じられましたか❓
文章の中でも特に『不安感』についての部分は
「うん!そうそう!」と頷かれたのではないでしょうか❓
⭐️『手帳』は『自分の夢を引き寄せる』必需品です。⭐️
今後ともこの様な情報を発進していきますので、是非ご活用下さいませ🤗。